アディダス “Gloro”
先日、コパムンディアルのテイクダウンモデル的位置付けとして発売された “カイザー5” というモデルを紹介したが、さらにもう一つ、大きな折り返し式のシュータンを備えたスパイクが、アディダスのクラシックラインに追加された。
“Gloro(グローロ)”と名付けられたこのスパイクは、最新テクノロジーと古き良きデザインをミックスした海外限定の最新モデル。
アッパーはカンガルーレザー
前足部のアッパー素材には、コパムンディアルと同様にカンガルーレザーが採用されている。Gloroに使用されたカンガルーレザーは、コパムンディアルのアッパーよりも薄いという。それゆえに足馴染みの良さはコパムンディアル以上とも言われている。
前足部のステッチパターンは、コパムンディアルやミズノのモレリアⅡのように横方向にのみ入っている。縦への伸びや足馴染みはかなり良さそうだ。
なお、中足部移行には人工皮革が採用されている。
大きなシュータン
最も目を引くのはカラフルで大きなシュータンだ。
折り返し式のシュータンにはゴムバンドが取り付けられており、アウトソールに引っ掛けることでシュータンのバタつきを防ぐことができる。かつてのプレデターパワースワーブ、アブソリュート、マニアなど、歴代のプレデターシリーズにも同じ方式が用いられていた。
アウトソールはパティーク11プロ仕様
シュータンのゴムバンドを引っ掛けるアウトソールは、最新のパティーク11プロと同様の、スタッドの突き上げ感を軽減するコンフォートフレームが採用されている。
しなやかに屈曲するソールプレートと12本のトライアングルスタッドは、天然芝のピッチで最高のパフォーマンスを発揮。ねじれの動きに対する安定性も備えている。
アウトソールもシュータンと同じカラーが使用されている。チームカラーに合わせたり、あえて外すのも面白いかもしれない。
海外限定モデル
Gloroは日本未発売の海外限定モデル。カラーは6色展開されており、価格は123.39ドル。